思ひわび さても命はあるものを 憂きに堪へぬは 涙なりけり
 
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【2015.01.15 Thursday 】 author : スポンサードリンク
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FAQでも書いてみる
昨晩からこちら、様々なご質問を戴いたり
根強い疑問やイメージなどもあるので
まとめてFAQ的なエントリなど書いてみようかと
泣き言も混じっているけど気にしない!
基本的なプロフィールはこちら
サイト紹介画面で写っていたのはこちら

過去に取材いただいたエントリはこちら
古田雄介の“顔の見えるインターネット”
お坊さんインタビュー集|坊主めくり
ガジェット通信(同上)
産経新聞 【WEB人・詳細版】

Q 寺の息子なの?
A 一般家庭(在家・ざいけ)出身です

Q 本物の住職なの?
A 現住寺院にて、リアル住職を8年ほど勉めております

Q 坊主丸儲けなの?
A 丸儲けだと思うならチャレンジしてみましょう!
  ただし、あまりオススメできません、以前に関連した
  エントリーを書きましたのでどうぞ→僧職系男子だけど

Q 檀家の金でヲタグッズ買い放題なの?
A 法人収入は法事・葬儀・墓地の他に
  地域や世話になった大寺院への出稼ぎや(バイト)
  うちの場合ですと法事が御縁で呼ばれる講演など
  収入に当たるモノは、全て宗教法人の会計に入り
  そこから給与として支払われますので
  お布施などを全額自由にはできませんし
  役員の監査も元税務署員さんが張り切っております

Q 宗教法人は非課税なの?
A 宗教法人は固定資産税(土地・建物)が非課税
  法人税は8千万円までが非課税となっております
  所得税や住民税などは会社員と同様で
  年金・保険は寺によって厚生・国民とマチマチです
   
  年収8千万円あがるような宗教団体になれば
  かなりの恩恵が見込まれますが
  地方都市の小規模な寺院ですと
  ほぼトントンか赤字で副業を余儀なくされます
  いわゆる羽振りのよい寺というのは
  中の上くらいの寺で、市街地にあり
  戦後の農地解放などでダメージを負わず
  駐車場やったりマンションやったりしてますが
  これも内情を聞くと、別の意味で大変でして
  金がある苦労はしたくないなぁ…などと
  大寺院も建物の修繕や屋根のやり換え
  畳の張り替えなどで億単位が飛びますから
  なかなか左団扇というのは狭き門で
  寺にも格差社会が存在しております

  世の中、どこに行っても一切皆苦でして
  四苦八苦の苦しみに加えて 
  苦苦(身体の苦しみ)行苦(心の苦しみ)
  壊苦(物事が変化していくが故の苦しみ)と
  苦しみの付きまとわない場所はございません 
   
  当院を例にあげますと
  檀家寺と呼ばれる分類で檀家さんと呼ばれる
  会員によって運営されるスポーツクラブの様なモノで
  年会費を払い施設利用やサービスを利用できるタイプ

  檀家数が200軒ちょいで(増減あり)
  法事・葬儀・出稼ぎ・講演などによりますが
  年収400万から800万ほどの幅があり
  ここに年会費の分をあわせますと平均で600ほど
  ここから自分やバイト君への給与で300万
  消耗品や光熱費などの諸経費が100万
  本山への宗費や諸会費や会議費など50万
  火災保険や退職金積み立て保険で100万
  残りは緊急の設備修理や運転資金として貯金      

  赴任時に先代住職からの法人会計引き継ぎ額は
  境内地に食い込んでいたややこしい係争地の
  取得代金で差し引き0からのスタート
  また本堂再建が急務でしたが
  住職がまとまった金を出すべきとの結果
  建築分を賄う為に6年間・給与は据え置きで
  最近、ようやく手取りが17万強になりました
  源泉・保険・光熱費や庫裏使用料(家賃差し引き)
  365日24時間・待機勤務で定休とれず
  怪我や病気で住職業務が滞れば追い出され
  地位や住居の保証などはありませんが
  趣味と実益の代償と諦めております
  本堂は寄付と境内の三分の一を潰した
  墓地造成でなんとかなりましたが
  運転資金は、かなりスリリングな状況です

  個人的には不妻帯・いわゆる
  結婚を考えていませんし
  もし結婚を考えても妻子を養うのは
  無理なレベルじゃなかろうかと
  実家への仕送りと親の葬儀費用あたりを
  確保しておけば、後は全力で趣味と
  実益を兼ねて仏教書・漫画・書籍と
  PC関連・武器につぎ込んでおります
  
Q 本山から破門されたりしないの?     
A ラオウの昇魂式とかやる宗派なので
  大丈夫じゃないかとタカをくくっているのと
  包括とは言え一つの宗教法人なので
  どうこうする前に手打ちになるかと
  宗派によっては本山が強いところと
  寄り合い所帯で事務代行みたいなところなど
  一概に言えない部分がございます

Q うちの菩提寺の住職はえらい強気なんだけど?
A 都市部と違い、地方寺院は檀家さんと
  相身互い、狭い地域ですから
  その中で強気というのも珍しいのですが
  おそらく宗教法人の責任役員
  定数は様々ですが、住職・奥さん・法類など
  決議が出ても身内で多数を確保していれば
  余程のことがない限りは大丈夫じゃないかと
  まあ田舎よりは、都市部に多いパターンで
  地域関係が希薄な所では稀に聞いたりもします
  うちの責任役員は檀家さんが多数派なので
  代表役員とは言え、肩身の狭いもんです

Q 檀家バレしたらヤバくないの?
A 檀家寺の対極にあるのが信者寺というモノで
  檀家のような固定の会員ではなく
  帰属はしていないながらも信者さんの
  寄付によって成り立っている寺もあり
  こちらは住職主導という構図になります
  檀家主導ではないので、収入保証はないものの
  活動は制限されないのでTVなどで
  ブイブイ言わせるタイプの坊さんはこちら寄り  

  当院の場合は先ほど書いた通り
  檀家寺ですから、主導権は檀家さんで
  ある意味、住職も雇われ店長ですから
  自分の趣味が高じて檀家さんへの責務を
  疎かにしたり、法人財産に手をつけたり
  檀家以外を優先し、法務が疎かになるなど
  この住職は寺の為にならない!
  このような判断をされ、なおかつ
  責任役員の会議で放逐が決定されますと
  現住の寺から罷免されるやもしれません

  飲まない・打たない・買わないという
  現状、毒にも薬にもならない自負と
  そこそこ話もし、先代よりはマメに寺務を
  行っているとの評判ではございますが
  檀家バレして、これは問題だ!となり
  罷免されたら自業自得としか・・
  とは言え、なるべくバレない方向で
  見て見ぬふりをして頂ければ有り難いかと!   

そんなわけで、ザッと書き出しましたが
あくまで一例であり、割と少数な事例でもあります
そのうえ一般家庭出身者が養子でもなく
専業でやっていける寺で住職というのは
有り難い話で、かなり恵まれておりますので
そういう意味で、ご批判お叱りはごもっともかと
全部がこうではありませんが、こんな話もあるんだと
それ位の認識にとどめて頂ければ幸いです
あと、非課税なのは固定資産税!ってあたりを
押さえておいて貰えたら有り難いかなと思う次第
これを以てFAQということで!
【2009.11.07 Saturday 21:12】 author : 仁鐵
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